たしか道案内に民俗博物館って書いてあったなと地図を見ると国立歴史民俗博物館…
えー!県立とかでなく国立なの!?すごく面白そうだし、この距離なら20分くらいでいけそう♪
地図を広げながらテクテク歩いていくとこんなポストを見っけ!さすが佐倉(さくら)市

他に発見はないかとキョロキョロしながら歩いていてましたが、地元の方からするとよそ者感満載なんでしょうね
玄関先でタバコを吸っているオジサンの手が止まって目で追われるし、学校前を通り過ぎるときは先生から「こんにちは」って声を掛けられるし
注:単なる挨拶だったかもしれませんが『あなたに気がついてますよ、気にしてましてますからね』という防犯効果があるので警戒されているのかななんておもってしまったけど、どちらにしても声がかかることは良いことです。
学校を抜けてしばらくいくと看板発見。
矢印の方向を振り向くとー

森へと進む道はまるで緑のトンネル。やばいワクワクが止まらない♪

池の周りには絵を描いている方たちが何人かいて、のどかな風景

そこを通り過ぎて上り階段を上がっていくと到着
ここに来るまでの森の小道が素晴らしく博物館への期待が膨らみます。

入館料600円(安っ!)なのにパンフレットを見ると展示室が6会場もある
受付の方にどのくらいで周れるか聞いてみたら「早い方は1時間半くらいで」
この時点で2時20分。ランチをしたかったけれど閉館が5時なので食べてる暇がない
順番を間違えて第3展示室から入ってしまいました。
角を曲がると驚くような広さが飛び込んできて、これっていつものように見ていたら絶対見終わらない。
見終わらないけど見たいものばかりでつい足がとまってしまう。
複製だけど社会の授業で習ったキリストの踏み絵。版画の原版のように筋彫りくらいにおもっていたけど真鍮素材なのかな、しっかりと立体的でした。

そしてこちらは江戸時代の日本橋のジオラマ

こちらの周りにこんな説明が貼ってあって
この商人さんが…

この中にいます。さて何処にいるでしょうか

こっこでーす。ここ、ここ!(イモトアヤコさん風)

はっ!こんなことをしていったら他が見れなくなっちゃう(汗)
でも、どれもこれも興味深いものばかり、これを心に刻むことなく流し見するだなんてすごくもったいない。
第4展示室ではおせち料理の移り変わりや、お土産の移り変わりなど賑やかに展示してあってその当時の雑誌なども展示されていて、その先には化粧品やシャンプーなどの移り変わりが展示されてました
エメロンシャンプーにバスボンシャンプー 何十年ぶりに聞いた響きだろう・・・
早見優ちゃんとかがCMやってたやつだー!(写真NGなのが残念)あっという間に気持ちは小学生の頃の私にタイムスリップ。何時間でも見てられるけど、次に行かねば
こちらはお醤油やお酒、味噌などを作るときに使う桶や樽の職人さん
『桶・樽屋』ではなくて『桶・樽師』と書いてあって桶や樽を作って売っているだけでなく、頻繁に壊れるので日常的に仕込みしている蔵にいって修理していたようです。

こちらは第5だったかな第6だったかな懐かしいおもちゃが並んでましたが


な、な、懐かしい!裕福な家庭のお友達が銭湯に行くときに持ってたお風呂セット
たしか本体が椅子と桶として使えたよなー
まさかこんなところでまた見れるだなんて、感激!

こんな懐かしいモノがあったり、昔の避妊具があったり、関東大震災体験者の肉声が流れている数分の画像は生々しく残酷で悲惨な話を聞いたり感情がグチャグチャになりました。
武将や昔の偉い人などの展示ではなくて一般庶民が古代から現代までどうやって生きてきたかどうやって文明を発展させてきたのかというのをこんなにも莫大な資料を集めて複製してしただなんてすごすぎる。
開館から行っても閉館まで見終わらないだろうなというくらいの広さと、ありえないほど盛りだくさんの展示品でした。
底の薄い靴でいったので普通の博物館の数倍の広さを歩いたので足が痛くなりました、履きなれたスニーカーで行くことをお勧めします。
お腹が満たされたらお店で寝てしまいそうだったので(帰りの電車で爆睡)家でいつもの質素なおかずで昼食兼夕飯をかきこみました。
バラ園にいけなかったおかげでこんなに素晴らしい博物館にいけてすっごくラッキーな1日でした。
