築50年前後の賃貸一軒家の思い出

毎年この時期になるとフっと思い出すのが昔住んでいた築50年前後の賃貸の一軒家。

子どもが走っても気にしなくていいので一軒家にこだわって引越ししましたが、さすが年季の入った家、想像を越すいろんなことがありました。

電線を伝ってネズミがやってきて、天井裏でネズミが歩いている音がしますがまるで猫のような重みのある足音だったり

台所横に木戸があったんですが朽ちているのと、立て付けが悪くどうやっても隙間ができて冬場は家の中でも息が白い。

こどもの友達が泊まりにきたらあまりの寒さにダウンジャケットを着たまま布団に入ってました。

ゴキブリ

引越しして気がついたんですが網戸が一枚も入っていなく一晩に数匹の黒ゴキブリが出てきたときにはひっくり返りそうでした。その後すぐに網戸を購入しました。

「ゴキブリなんて手で叩けそうなのに(笑)」と周りからよく言われます。ゴキブリは人を襲うわけでもないですが大大大の苦手なんです。

ある夏の夜、気配を感じて振り向くと肩に小鳥がのっているように、肩に黒ゴキブリがのっていたときには向う三軒に響き渡る悲鳴を上げてしまいました。

ある年の夏休みに子どもが画用紙に絵を書いていましたが、壁に黒ゴキブリ微笑みながら這っているのを家族が微笑んで見ている絵。

(私も笑ってるよ…)

学校にいったら「お子さんの目にはお母さんが騒いでいるのも嬉しいんでしょうね」と先生は優しくいってくれてましたが面白がっているんじゃなくて?取り乱している母の姿って子どもは嬉しいものなんでしょうかね。

今の住まいはゴキブリが出ないところが一番気に入ってます。

一度ゴミステーションから新聞紙を生ゴミを包んで捨てる用に拾ってきたら黒ゴキブリがでて大騒ぎしました。

抱えてきた新聞の間に入っていたようですが黒ゴキブリを胸に抱えて持って帰ってきたかとおもうと恐ろしすぎる。

そしてこの時期に思い出すあの出来事

一軒家のお風呂は玉石の床に、腰壁は木が貼ってあって二面に大きな窓があってカビもそうそう生えることなく掃除が楽でした。ただ網戸が入ってなかったのでこちらも実費で網戸を設置。

周りからお風呂場が見えることないので窓を開けながら温泉気分で入れたり、子どものお友達がきてもワイワイ入れるゆったりした浴室でした。

そんなある日お風呂に入ろうと扉を開けると浴室が一面真っ黒。

一体何が起こったのか状況を把握するのに数秒かかりましたが、理解したらしたで血の気が引いた。

シロアリが成虫になって腰高の木の間から外に飛び立とうとしたけれど網戸があったので外に出られず浴室で息絶えてました。何千?いや何万匹いたんだろう。

急いで服を着て、排水溝が詰まったらどうしようなんて考える余裕もなく今すぐこの現状をなくしてしまいたくて、勢いよくシャワーで流しましたがシャワーの勢いで体から羽がハラハラはがれていきましたが、おぞましい光景でした。

子どものオムツを替えながら、介護でおじいちゃんのオムツも替えている時の住まいで、自分歴史のトップ3に入るくらい濃厚な時期でしたが、交通量が少なく自然に囲まれて子どもたちも外も伸び伸びと遊べて、友達とプールに花火に豆まき、お誕生会などのイベントをよくしていて楽しい思い出もたくさんあった一軒家でした。

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