「この商品ってまだあるかな?」他スタッフに質問しているおじいちゃん。
どこかで聞いたことのある声…この話し方、おじいちゃんにしては高いこの身長はもしかして…
資料を広げて商品を探している2人の会話に聞き耳を立てて、たぶそうだよなー、間違ってたらゴメンナサイって謝ればいいや!
「Yさんですよね?」 ゆっくり顔をあげるおじいちゃんはちょっと驚いていている
「そうだけど、あなたは?」
以前の元上司が買い物の手伝いをしていたYさん。その頃、私は入社したてて来店されるYさんの姿をよく見かけていたんですと話すと名前を覚えていたことをすごく喜んでくれました。
たまたま購入していた商品を覚えていたのでお待たせすることなく案内ができて私も嬉しい。
思い切って声を掛けてよかった、よくやったぞ私。と自己満足
どうやら記憶力がいいらしい
食事をしていたらMさんというお客さんが私宛に来ているといわれて
Mさんかー。私の知ってるMさんという名前の人は2人いるけど名指しで来てくれるのは、たぶんこっちのMさんだな。
これもビンゴ!
「よく覚えているね、名前をいって顔をおもいだしてすごい!」といってもらえました。
お客さんデータ
手紙を書こうとPCデータを開いていたら「細かく管理してますねー」と他スタッフからいわれた。
お客さんの特徴・購入した商品、誕生日はがき・季節の手紙・セールのお知らせなどを書き残している備忘録。
このデータを見返してお客さんの印象を忘れないようにしてます。
このやり方は元上司に教わったことです。
厳しかった元上司
入社した時の年下の上司は「手紙は絶対手書き」からはじまり、商品管理、お客さん対応、何よりも仕事に向ける姿勢は部下にも厳しいけれど自分にも厳しい方でした。
昔、店頭で手紙を書いていたときに前社長が来店されたんですが気が付くのが遅れて(しまった…)
慌てて仕事スイッチに切りかえて挨拶をして、上司に来店の報告
その後の二人の会話で
「彼女(私のこと)いいね」前社長
「やり手なんですよ」上司
前社長の言葉も嬉しかったんですが、その会話に合わせただけとおもいますが、上司に嘘でもそんな風に言ってもらえて舞い上がるように嬉しかったのを覚えています。
その当時は私も甘い考えだったので注意されることばかりで凹んでましたが、仕事の根本をしっかり経験させてもらえたおかげで今があるとおもっています。
人当たりの柔らかい時代になってきましたが、仕事に対するプライドをもって腹に溜めることなくスパッと厳しく注意してくれる上司や仲間と働いている方、感謝する日がきっとくるとおもいます。
