ネットで調べると、月~木が公休日になっていたので仕事が休みだ!とおもって連絡しても「満席なんです」となかなか予約がとれなかったんですがようやく行ってきました。
長沼駅に着くとスピーカーからなんともきれいな鳥の声を流す駅なんだなーっと見上げるとスピーカーの上に鳥がいて鳴いていたのが納得。
公園というかほとんど森か山じゃないかとおもうほど大きな緑がどーんと構えているのが長沼公園。
ここを15分ほど上がっていくと店舗があるようで進んでいくと鳥の声がうるさいほど聞こえてきます。

久しぶりに人気のない雑木林にハラハラドキドキ
以前行った昇仙峡は観光地という事もあって整備されてましたが、こちらは人の手があまり入っていなくウッソウとした感じが不安をかきたててガサッと木々の間を鳥たちが動くたびにビクビクしながら上がっていくと、遠くから子供たちの声が聞こえてきてホッ。
声を頼りに進んでいくと公園というか更地が広がっていて学童の先生が引率しているようでした。そこにノコノコ入っていく私は不審者のよう。
アプリを見ても地図の看板を見ても目印らしいものがないのでどっちに行くのかわからず学童の先生に教えてもらって
トイレの脇の小道を進んでいくと直ぐに小屋がチラホラ見えてきます。

お店の手前に「小さな美術館」と地図にあったので寄ってみてました。

地元の有志が書かれた絵が手入れの行き届いた小民家に展示されてましたが額装も個人で用意するようで個性的で面白い。
当番でいた初老の男性の話が面白かった。

もともとこの辺りにある小民家は全て鎌田鳥山さんのもので、こちらでも昔は料理を出していたけれど、今は縮小したので美術館として使っているとか
お店をはじめた昭和初期当時”かすみ網”という網を仕掛けて夕方鳥の大群が帰ってきたのを一斉に捕獲してお店に野鳥を焼いて出していたという
「○○鳥山」ってお店が周りにいくつかあるらしいけれど鎌田鳥山が元祖なんだよ、とか
平成天皇も学生時代、お友達を連れてお店に来ていたという貴重なお話を聞かせてもらえてお店への期待がますます膨らむ♪

小上がりになった部屋に案内されて一気にテンションが上がります↑

座るとこんな風景

予約の際、今回初めてということで「若鶏コース」を勧められました。
炭火を置かれ、塩で食べる肉・タレのお肉の説明をしてもらい

二度漬けはダメよーってもちろんです♪
お肉も柔らかく焼きたて熱々に大満足。

他のお客さんの焼いている煙もあって見上げると煙が漂ってます。
夏とか冬とか窓を開けっぱなしにできない時は天井に扉のようなのがあるからここを開けるのかな?

わかりずらいんですが、軒下から「トトロ」でまっくろくろすけがサツキの家を出て行くときのようにフワフワーっと外に出て行くのが面白くてずっと眺めていられました。

卓番が「いろは」 お店の人たちが「これはろにもってって」とかいっているかとおもうと風情があってこれまたいい。

そして麦とろ飯
ご飯は少なくしてもらったのでお茶碗によそって持ってきてもらってもよかったのに「お茶碗じゃ味気ないでしょ」と少ないご飯をおひつに入れてきてくれました。(少なくしてもらっても軽くお茶碗2杯あって残してしまった)
そして…

なめこのみそ汁
小鍋に入れて囲炉裏に掛けてくれてもうもう嬉しくて大感激!
一人前で大した売上げにもならないのに本当にありがたい。
「団体さんでもお一人さんでもお客さんはお客さんだから♪」って女将さん

でも「今度はお友達と来てね」と帰りにしっかり営業されました(笑)
