昔、美容院を開業した友人に「ひとりでお客さんの対応に不安はないの?」と聞いたら
「今までは会社勤めだったから方針に従っていたけど自分の店だからお客さんを選んでいる」という。
お客さんって選べるの?どうやって選ぶの?合わないお客さんになんていってんの??
ちょうど仕事をし始めの頃で、ひとりで店番をしていた時にマニアックなお話をするお客さんにつかまってしまって、心で念じていたんですがピクリとも感じない方。他に来店されるお客さんもこういった時に限ってくることもなく1時間近く話を聞いた事があったので興味深々できいてみたら
「(もうこないで下さい)ってひたすら念じると伝わって来なくなるんだよ♪」ってホントかなと信じられなかったけど段々わかるようになってきました。
こちらもできる事とできない事とあるので、買い物したいけどこだわりが強い方、デリケートな方などは「期待にそえなくてすみません」と言葉にだしてお断りすることがありますが、お話をしていくといいお付き合いに発展することもあります。
世間話や雑談はお客さんとの関係性を深められるので大切なんですが、長時間になるとちょっと困ってしまうので、少しずつ距離をあけて(お話は楽しいんですがそろそろー)っと念じます。
常習の困ったお客さんには最初の挨拶だけで声をかけずに遠くから見守っていますが、話をしたくて店頭に来ているのでどうやっても話しかけられます。
心を無にして商品の質問には「はい・いいえ」世間話には「そうですかー…」と会話を続けないようにやり過ごしています。

こちらの重い空気を感じてくれるお客さんは来店回数や滞在時間がだんだん少なくなってきます。
心の強いお客さんや、重い空気を感じないお客さんは永遠と話が続くので、あきらめてスタッフがお付き合いせざるを得ないこともあります。
他のスタッフが話の腰を折るように入っていきますが、そうすると1から話し直すこともあるので様子を見ながら入ります。
でもコレってチームだからできるんですよねー
ひとりでお店を切り盛りしている方、特に女性の方、尊敬します!
