「紅葉を見に行った時にはいったお蕎麦屋さんの接客がよかったの」と教えてもらったのでいってみました。
都電の走る飛鳥山。坂を上がっていって音無橋という小さな橋を渡って北区役所のちょっと先にある「喜久家」さん
ランチタイムを外して行ったので行列はできてませんでしたが、店内はほぼ満席。
冷やしたたぬきを注文しましたが、あっという間に出てきてザル盛りじゃないところが嬉しいし、美味しい♪

カウンターに座ったので店内を背中で感じることしかできませんでしたが、店内を走り回っている女性の方たちのお客さんとの関り方がすごくイイんです。
季節の会話や、ニュースの話題などの他愛のない日常会話が飛び交って、忙しい女性陣の返す言葉は短いんですが言葉に温かみを感じるんです。
ズルズルと美味しくすすっていると、海老天のテイクアウトの電話注文が入ってどうやら10分後にとりにくるみたいですが
店内がにぎわって忙しいのにちょうどいいタイミングで「そろそろ揚げて~」と厨房に声かけるのにも驚きましたが
しばらくすると電話をしてきたお客さんが来店されてテクアウトはテイクアウトなんだけれど、店内で食事をしてから持って帰ると話していて、「お食事されるから油をよく切っておいてー」と厨房に声掛けしているのには感動しました。
「はい」とか「かしこまりました」とかの敬語でなく、「油をよく切っておいてー」ってお客さんと海老天に対する愛を感じました。
チラッとみるとレジ横に揚げ玉が売っているのを発見!
お蕎麦屋さんの揚げ玉ってスーパーで買うのと違ってごま油が入っているからか、美味しいので見つけるたびに買っていきますが合計金額をみてビックリ!?

おもわず揚げ玉ところの貼ってあった丸まりかけてるメモ書きをペロッて開いたら20円!?
「スーパーだともっと高いみたいねー(笑)おうちでたぬき蕎麦を作って食べて♪」
価格も嬉しいけど、このひと言にやられてしまいました。
美味しさ×価格×この接客は行列ができるお店なのも納得です!
たぶん皆さんは当たり前の事をしているので「接客接遇」ってなに?っていわれるようなお店でした。
飛鳥山は紅葉が見ごろですが人も少なくのんびりしてきました。

十月桜という10月頃からの咲き始める桜と紅葉が一緒にみれて不思議な感じです。

今度は桜が見ごろの時に、またお蕎麦を食べに行きたいとおもいます。
