朝日が昇る前に電車に乗りましたが出勤する人の多さと、スマホをしている人の少なさに驚きました。
早い時間なので座っている人の寝ている人も1/3はいましたが、本や新聞を読んでいる人率が高い。
年齢層は昭和世代の仲間ばかりで懐かしい風景を見たような気持ちでした。
高速バスは30分ほど遅れて甲府に到着。
天気予報を見ると甲府もそんなに変わらない気温だったので、トレーナーの下に半そでシャツ+ストールでいったけれど、やっぱり寒さが違った。
インナーシャツは数枚持っているから増やしたくないとおもったけど、渓谷にいってもっと寒かったら困るのでユニクロでインナーシャツを買おうかとおもったけど、ユニクロがない。
駅ビルの中をグルっとみると庶民の味方100均を見つけてレッグウォーマーを購入。

トレーナーの袖をたくし上げてレッグウォーマーを二の腕まで引っ張りあげて袖を戻すとゴワゴワした感じもなく温かくて大成功。
昇仙峡行きのバスはヨドバシカメラ前の4番からでています。


前回は「昇仙峡口」で下車しましたが、次の「天神森」がちょうど渓谷の入口になります。
地方のバス停でこれほど近い距離にバス停があるのはなんでだろう???
熊の心配はしなくてよさそうなほど人が歩いていて、人の気配をかんじてしまうので等間隔に距離を保ちながら上っていくと
枯れ葉が紙吹雪のようにたくさん落ちてきて、葉っぱの大きさ形が違って、クルクルと絵に書いたようにきれいな円を描きながら落ちてくる葉っぱもあって何時間でも眺めていられますが、先に進まないと時間がない。

足元にはサクサクといい音がするか枯れ葉が落ちていて、何か足りないとおもったら匂い。

マスクをしていると土や葉っぱの匂いがしないので人がいない時はマスクを外して楽しめました。
そして今回のもう一つの目的はロープウェイで上ってパノラマ台から徒歩15分のところにある弥三郎岳(やさぶろうたけ)

入り口は道幅も広く人がすれ違えてけど、どんどん道が細くなっていって、道を譲るにも避ける場所がなかったり、足元は根っこが引っ掛かってなってなんとか歩けるけれど、段差がすごかったりしながら上がっていきました。

弥三郎岳の手前の岩にあがったけれどあまりの高さに、手にカメラを持って冷静に写真を撮るだなんて私にはできません。肉眼で危険を察知していないと落ちてしまいそうな恐怖感。
祠(ほこら)があったけれど横を見ると、とんでもない高さで引き返そうとひるんだけど、上から「わーすごいキレイだね」という声を聞いて上がらなかったら後悔するとおもって
ズリズリとお尻を引きずって弥三郎岳の階段らしき凹みに足をかけて上っていくと絶景だし富士山もきれいだけど恐怖しかない。
なんとか写真を撮ったけれど凄さと高さが全く伝わらない・・・

「今まで何度かここまで来たけど今日が今までで一番きれいな富士山だよ」と声を掛けてくれた人がいましたがきっと顔が引きつっていたとおもいます。
他の男性はこの場所でカップに飲み物をいれてくつろいでいましたが、ここでくつろげるか!?
またショルダーバックを持った女性はバックで手がふさがってしまうのでどうやって下りたらいいか、ちょっとパニックになっていたり

そして若者は岩のギリギリのところまで攻めようと端っこまで歩いていくのですが思わず「ヒャーッやめてー」と叫んでました(汗)

ひとり旅が好きですが、人がいなければ気持ちが負けてしまって登ることのできなかった弥三郎岳でした。
