表参道駅から数分の場所で横道に入ったところにあります。
「顔は宇宙であり、眼は交流の穴である。そう考える岡本太郎にとって、顔は特別なモチーフでした」※岡本太郎記念館HPより引用しています。
どの作品も顔をモチーフにしていますが私はこちらの作品が興味深かったです。

「女神」岡本太郎さんのおもう女神ってこんなに陽気で活動的なかんじなんだ
身体全体をで顔を表現していますね。
ご自宅部分のリビング
壁面はタイルではなくてコンクリートブロックを使ってました。家をすべてコンクリートブロックで作られているのも興味深かったです。
ご夫婦の写真が並べられてますがお二人の顔がよく似ているのも印象的でした。

ここでお庭を見ながら寛いでいたんだな、時間を忘れて何時間でも座ってられそう。
カーテンは日焼けしていて使い込まれている感がありましたが、生活感漂うというか、ありのままを見れたのがよかったなとおもいます。

アトリエは壁面いっぱいにキャンパスが納められて

天井まで窓があるから明るくて開放的


庭に出ても通りからちょっと外れているからか車の音も気にならなくて、樹木が生い茂っていてバナナの木のようなのもありました。
庭にはオブジェがたくさん並んでいましたが、何十年ここにいるんだろうと歴史を感じるオブジェ。宮崎駿の「天空の城ラピュタ」の巨神兵のようにおもえます。

(うわー♪)とおもったのが庭の一番奥にあったテーブルとベンチ。

庭の真ん中でなくて端っこ。それもブロック塀に寄りかかれるところが私好み。
ゴロッと寝っころがっても塀があって樹木が生い茂っているし近隣の目が気にならない。
人の気配をかんじながら一人になれる空間。
ここにお茶とか持ってきてボーっとしながら構想をしていたのかな。
帰りにお家の外観を見てみたくなってグルッと裏に回り込んだら
あっ!

アトリエに飾ってあった写真に写っていたあの門。
アトリエ裏にあって、門も岡本太郎さんの作品です。
おもわぬ作品を見つけ出したようでちょっと嬉しい。
道を通る人に作品を見せてあげたいとおもったのか分らないけれど、ブロック塀はわざと低くしてあるようにおもいます。

とても落ち着ける空間で居心地いいすてきなお家でした。
