文化祭のちょっと苦い思い出

                                                                                 息子が学生のころ文化祭の各クラスの出し物を嬉しそうに話してくれて、 文化祭だなんてメンドクサイってタイプかとおもってた。

「自分たちがやりたい事をやってもらいたいけど、それが来た人に楽しんでもらえるかね。お客さんを置いてけぼりにして自分たちだけが楽しみすぎちゃいけないよ」

文化祭はお客さん相手なので、内輪だけで盛り上がらないでもらいたい。

                    ある年、友達と2人だけで出店することになって今までになく張り切っていて

小さかった時に駄菓子屋でやっていた「型抜き」を企画。

「型抜き」とは5cm角くらいの薄い板に絵が描かれていて、その絵をキレイに抜き取れると景品がもらえるというゲーム。

景品は駄菓子を買ってきて、あとギターやアンプなど使わなくなったものを目玉景品にするという。

一緒にやる友達はその企画に賛成しているの?と聞くとお友達は女の子

息子の企画にあまりノッてきていない様子だけれども、どうしてもこの型抜きをやりたいと熱弁して同意してくれたようでした。

                                                           文化祭にいってみると、細い柱を組み立てて縁日の屋台風

景品を品書きのように書いて暖簾のように貼り付けてあって、それが目に留まってか人通りが少ない場所でしたがお客さん次から次に来て盛り上がって、家でみる息子とは別人のようにイキイキしている。

上手くいってよかった。

と他を見てまわっていると息子から連絡がきて、一緒にやっている女友達のお母さんが会いたがっているから来てほしいとのこと。

行ってみると「あなたがお母さんか…」

あれ、なんだか空気が違うぞ

「家はテキ屋をやっていて娘に商売っていうものを教えてきてね、でもお宅の息子さんがどうしても型抜きをやりたいというから娘は手伝ったけどね」

息子はやりたい事をやって楽しんでいたけれど友達からするとオママゴトのようで不満におもっていて、友達を置いてけぼりにしたようでした(汗)

苦い思い出でですが、息子のやりたい事を応援できて良かったなともおもいます。                                                          

昨年はイベントはほぼ全滅でしたが、今年は問題なく文化祭が開催されるといいいですね。

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