トラウマから学んだ事

周りからお客さまの顔を覚えるのが得意とおもわれてますが、顔を覚えられなかった苦い経験があるので努力しています。

新人だけど、少し慣れて仕事が楽しくなってきた頃に、60代のご夫婦と話が盛り上がったけれど、今日はフラッと寄っただけだから明日改めて買い物にきますといわれ、翌日、心の準備をして待っていたら、朝から数名のお客さまが来店されて雑談をしていました。

その流れで昨日いらしたご夫婦が来店されたんですが、気がつかなかったんです。はじめて会うような口調で話をしていると、当たり前ですが会話が途切れ途切れで重い空気になってきて、ようやく昨日のお客さまだと気がついたときには時既に遅し。

「…覚えてないの」と冷たい目で睨まれ呆れられました。「すいません」といえば忘れていた事を認めたことになるし、なんとか切り抜けようという保身で会話を修正しようとしましたが、そんな取り繕いをされて余計に憤慨されたとおもいます。

急いで上司に伝えようとしたけれど動揺してシドロモドロ。上司から時系列で質問しなおされようやく事態の報告ができました。

教育不行き届きという静かな怒りを、静かに聞いて謝罪している上司。

1時間近くかけて怒りを鎮火してもらいましたが、離れたところで私はなにもできず自分の浅はかさをかみ締めて、楽しみに来店してくれたお客さまをガッカリさせ、不快なおもいにさせてしまって申し訳ない気持ちで棒立ちでした。

1カ月前に接客したならお客さまもまだ理解してくれるとおもいますが、昨日の今日のお客さまの顔を覚えていないなんて、ましてや謝罪するどころか取り繕って何とかしようと思ってしまった私は、なんてアホなんだと崩れ落ちそうでした。

交通事故のとき、周りの景色がスローモーションになって見えるというけれど、それと同じような感覚だとおもいます。お客さまが来店されてから私が気がつくまで1分弱。

後半はお客さまとの会話はスローモーションで頭は超高速回転。この時の感覚がいまでも心に刻み込まれています。

ものすごく反省して顔を覚えようと頑張りましたが、やっぱり覚えきれません。どんな会話をしたか、顔の特徴、髪の色、メガネ、服装の趣向など印象的なことをデータにして見返しています。

顔を思い出せなくても、話をしていると会話を糸口に思い出すことができるようになってきました。

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