超低予算で狭いバックヤードの改装を任せてもらえる事があって、若手スタッフと2人で、今までの作業の不満な点をみんなから聞きだして作戦会議。彼女は交渉役、私は現場改善役。
作業台・PC台・プリンターなどを採寸して、縮小サイズにして方眼紙をチョキチョキ。リラックスすると思わぬアイデアがでることがあるので、晩酌しながら図面上で方眼紙を指先で動かし配置を考えるけれどスイッチが入ると、頭が覚醒して酔えない。
おまけにアイデアが浮かぶと早く会社にいって配置変えをしたくてワクワクが止まらなく寝付けない、早く目が覚めるのは年齢的なものかもしれないけれど拍車を掛けて目覚めがよい。人生の折り返し地点をとっくに過ぎているけれど修学旅行前の中学生のような気持ちです。
収納棚や引き出しなど使ってないモノはないか他部署に声を掛けたり、元々あるテーブルに事務用の引き出しを乗せて、更に板を乗せて作業台にしたり、わずかな隙間に棚を作ってほしいと大工さんに相談したり、毎日が楽しく充実していました。
「総務と交渉して許可がとれました」と電車で移動中に若手スタッフからのメール。
予算の関係で絶対に無理といわれて、あきらめていた壁面の改装許可がとれたという展開に(えーーー!)と心の声が口からこぼれ出てしまい、車内の視線を集めました。
未だに彼女からのメールは大事に保管してます。
バックヤードが出来上がって、みんなが喜んでいる姿を見たときは若手スタッフと熱い握手を交わして、もう感無量でした。いつからか他フロアから収納の相談をうけたり、支店のスタッフがバックヤードの見学にきたりと喜びの余韻にしばらく酔いしれました。
