今まで仕事が変わるたびに職場の片付けをしてきましたが、物の移動よりも、片付けの必要性を理解してもらう前段階のが大変なこともあります。家庭でも職場でも片付けの段取りは同じで、相手が片付けの必要性を理解しないまま片付けを進めてしまうと不快な思いにさせてしまうことがあるので気をつけています。
【流れを観察】 長年働いてる方は、使い勝手が悪くても習慣になっていて気がつかない、気にならない方がいます。困っている事を聞いても疑問にすらおもわれないことがあるので、まずスタッフの動きを観察して、モノの位置・数量などの理由を聞いていきます。
【進め方①】
片付けの構想ができたら周りの方に説明しますが「ここの物をあっちに持っていって」と言葉だけではイメージできない方には簡単な図面を書いて視覚で確認してもらって納得されてから移動してます。
【進め方②】
慣れた動線が変わると不安に感じる方がいるので、こういった場合はいきなり大きな改善はできません。
配置を変えずにポイントで改善。
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〇引き出しの中を分類する。 〇棚板を追加して重なっていたモノを取り出しやすくする。
〇紙袋からビニールに替えて中を見えるようにする。 など
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使いやすさを少しずつ実感してもらいます。
【進め方③】
「上司が決めたから」など、人間関係が理由で改善できないことがあります。そんな時は、片付けに困っているスタッフを巻き込んで「みんな困っています」と下からの声を上げてみます。
また、上の方とよくよく話をして関係性をつくる努力をします。お互いの距離を縮めることが片付けの近道になる事もあります。
職種や環境が違うので同じようにいかないとおもいますが少しでも職場の環境を変えたくても変えられなくて悩んでいる方のご参考になればとおもいます。
